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ある夜の話です。 渋谷からの飲み会の帰り、電車を乗り過ごしてしまって、気が付いたら「押上」でした。 こんなん事は、よくある事です。 もう、終電もないし、しかたないから錦糸町まで行ったら、マンガ喫茶も飲み屋もあるやろと思い、15分ほど歩いて行きました。 で錦糸町着いて、とりあえず店にでも入ろうと思て、呼び込みやってる、オッチャンに、この辺に「ショットバー」ないかて聞いたら、スグ先にある言うから、行ってみたら、 地下に降りていく「ショットバー」ていう看板が出た店を見つけました。 で、降りていって、中を覗いてみたら、黒人の男の人、2人がカウンターに中で働いてて、カウンターとテーブル席と真ん中にちょっとホールみたいな空間があって、なんか、やばそうな雰囲気もしたけど、ま、女の娘連れとか、普通のお客さんもいてるから「大丈夫やろ」と入ったんです。 黒人が店員でも「レゲエバー」みたいな雰囲気やなくて、ごく普通の「錦糸町」ぽい店でした。 ほんで、カウンターの隣におった、ビビル大木みたいなニーチャンと世界のナベアツみたいなオッチャンと話したりしてたんです。 で、女の娘の2人連れもおったから、移動して話しかけてたら、黒人の店員さんに「ナンパはダメよ」て言われました。 「えっ!普通に話してただけやん」て思ったけど、逆らったら怖いから、また席に戻って、ビビルとナベアツとしゃべってたら、ナベアツが、「これから、面白い店に行こ」という話になりました。 「高い店は、お金持ってないから無理ですよ」て言うたけど「高くない、大丈夫」て言うし、そんだけ言うんやったらと着いていったんです。 雑居ビルの中のごく普通の「スナック」でした。 カウンターの中には、ホスト風のニーチャンとホステス役の若いネーチャンがいてました。 ちなみに、この子は、あまりに若いから後から、歳聞いたら「16歳」でした。 なんか「ぼったくり」か思たけど、ナベアツが「絶対、違う、安心だ」言うから、そのまま飲んでました。 で、それ以外は、いたって普通やし「何が面白いんや?」て聞いてもナベアツは「その内、面白い事が起こるから」言うばっかりで、マスターも「普通の店なんですけど、何でか、わからないけど面白い事が起こるんですよね」と謎の言葉を言うばっかり。 1時間か2時間近くいたかな、全然、面白い事も起こりそうにないし、ナベアツも眠たいから帰るて言って帰るし、僕にしたら「誘てて帰んのかい、オイオイ」ですけど、で、1人で居ててもしかたなから、会計してもらったら、そしたら、別に「ボッタクリ」やなく普通値段でした。 ま、それか、よかったんですけど、結局「面白い事」は謎のままでした。 「面白い事」て何やったんでしょう? で、その店に入る時、ビルの一階に、やたら、ロシア人のネーチャンがたむろしてたのが気になったから「何やろ」思て、見たら、その地下が「クラブ」みたいでした。 ロシア人は多分、そう思ったんですけど、後で聞いたら、やっぱりロシア人でした。 で、地下に降りて覗いたら、沢山のロシア人のネーチャンとアジア系の男、数人で踊ったりで賑わってました。 その、ロシア人のネーチャンは、みんな170cm超えの、メッチャきれいなミニスカートのスタイルのエエ娘ばっかりです。 シャラポアだらけやん、エエ~、すごいな~、どこやねん、ココは思いました。 で日本人の男の人もいてたから、冗談で「ロシア人、ナンパ出来ますか?」て聞いたら「ダメダメ」言うけど、ただ見てるだけで、1人チビチビ飲んでても面白くないからロシア人のネーチャンに声掛けて、踊ってたら、ネーチャンが、「何か欲しい」て言うんです。 「飲み物か?」て聞いたら、飲み物やないみたいなんです。 で、その「物」を(なんて言うか、わすれた)カウンターで「くれ」言うたら「4000円」や言うんです。 「高いな~」思たけど、好奇心もあるし、「何やろ」思て注文したら「ごっつい大きな水パイプ」が出てきたんです。 30㎝はあるかな、それに管が二本出てて、そこから、中の煙りを吸うんです。 味は、ガラムタバコみたいなカンジです。 ま、堂々とお金取って、出してるから、合法のもんや思うんですけど、雰囲気が怪しいんです。 で、ロシア人のネーチャンと吸うてたら、やがて恍惚状態に・・・・・・・・・・ あっ、それはウソです。 そしたら、ロシア人のネーチャンが「もう一杯」欲しいて言うんです。 「なるほど、これが目的やったんか」て、わかったんです。 もちろん、そんなん高いし、「無理」言うて、そのまま出ました。 で、まだ、電車が動くまで時間あるから、最初の「ショットバー」に戻ったんです。 そしたら、ビビルは、まだいて寝てました。 それと、ホールみたいなとこで、みんな踊ってるんです。 クラブ状態です。 僕も、結局、錦糸町のオネーチャンと飲んだり踊ったり、みんなでワイワイしました。 さっきの「ナンパ禁止」は、何やったんや思いました。 そんな錦糸町での、不思議な一夜でした。 都会の夜て面白いですね。
by soul-on
| 2009-11-05 12:56
| アホアホ日記
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