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最近、読んで面白かった本の話。 小林泰三著「日本の国宝、最初はこんな色だった」光文社新書 著者の小林泰三さんは、CGで昔の美術作品を復元する仕事をしている方です。 まず、奈良の大仏で有名な東大寺が復元されてますが、こらが「アッ!」と驚きます。 正に目から鱗です。 何と豪華絢爛で色彩の大洪水です。 大仏は金色に輝き、その傍らにある二体のお供の仏像も金色です。 そして、その周りを四天王が守ってるるんですが、この四天王の色彩がすごい! 顔の色も赤、青、黒。衣装も極彩色の原色の嵐。 その綺麗な事。 それにも増して、東大寺内部も原色の大嵐。派手や~。 柱は、鮮やかな、コバルトブルーにピンクやイエロー、グリーンの花模様等、様々な文様が施されてます。 我々が持ってる日本美術に対する印象「わび」「さび」「質素」「地味」「自然」etcの概念が覆されます。 もしかしたら「ありえない」と思う人もいるかもしれませんが、詳しい資料に基づいて検証に検証を重ねた結果だから、おそらく、正確な仕事だと思います。 我々の持ってる思い込みが、いかに「いいかげん」であるかも気づかされます。 岡本太郎。横尾忠則、湯村輝彦等、どちらかと言えば、異端視されてきた美術の方が、実は正当な日本美術の後見者かもしれません。 大変、面白い本でした。 続いて。 岡田温司、池上英洋著「「レオナルド・ダヴィンチと受胎告知」平凡社ライブラリー 「受胎告知」ていうのは、ダヴィンチ以外にも実に多くの作家が描いてます。 例えば、落語で「七度狐」を松鶴がやったり米朝がやったり枝雀がやったり仁鶴がやったりして、それぞれの個性で面白さが違うようなもんです。 同じ主題なだけに、その時代、解釈、作家の個性等によって、いろんな「受胎告知」が描かれていたのが大変、お勉強になりました。 そして、その歴史的な背景、他の作家の「受胎告知」を知る事によって「ダヴィンチ」の「受胎告知」がいかに他と違っていたか、いかに特異であったかが、そして、いかに優れていたかが、よくわかります。 にしてもダヴィンチが「受胎告知」を描いた時は若干20歳ですよ!! まさに天才! 単なる宗教画でなく「リアルな人間ドラマ」として哲学的な視点でもって描かれてます。 特に、神秘的な背景が好きです。 ま、僕が100年掛かっても描けませんな。スイマセン。 雑誌「芸術新潮」運慶。 これは、まだ読みかけですが、いや~、ダヴィンチにしろ運慶にしろ昔の人の方が、美術に関しては「テクニック」があったんでしょうか。 ま、今でも、超リアルなフィギアを造る人や、超リアルな絵を描く人はいてるからテクニック的に劣化してる事はないんでしょうな。 ただ、僕が「ヘタ」なだけでした。ハイ、スイマセン。 でも、運慶の仏像の「迫力」「存在感」には圧倒されました。 「魂の入った作品」とは「運慶」の仏像のような事を言うんでしょうね。 何百年と残って来た美術品は、それだけの理由があると言う事でしょう。 中には、当時でも「ヘタクソ」な人はいたと思います。 いや、思いたいです。 スイマセン。
by soul-on
| 2009-01-11 23:31
| アホアホ日記
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